2011年11月16日水曜日

【欧州放射線リスク委員会(ECRR)の評判が揺らいでいる】(作成中)

バズビー研究所は、欧州放射線リスク委員会 (European Committee on Radiation Risk, ECRR) のクリストファー・バズビー博士の研究所でマテリアル検査をする機関として設立されました。” ウェブサイト www.busbylab.com は、ページ幅いっぱいのクリストファー・バズビー博士の顔写真につづいて日本語でそう始まっている (太字強調はウェブサイトの通り)。イギリス人クリストファー・バズビー氏は、批判的な立場をとるヨーロッパの放射線専門家による連携団体ECRRの‘科学セクレタリー’である。バズビー博士は‘福島の子供たちのためのクリストファー・バズビー基金’の要請を受け、放射性物質検査を行うために研究所を設立した、と続く。この検査は人道的な見解から、また福島原発200km圏内の子供たち、および妊婦のために行われるという。毛髪と尿のウラニウム検査、土壌検査、飲料水および食品の放射性セシウム、プルトニウム239/240、ウラン238と235、ストロンチウム90、トリチウム検査がそれぞれ2万円~6万円で提供されている。

バズビー博士はまた、放射性物質が食品や土壌に広範囲で確認された今、チェルノブイリ時のような悲惨な結果を招かないためにも、それらの放射性物質に対して的確に対応していく必要があると考えた、とそのサイトにはある。“その結果、バズビー研究所は、バズビー博士の長年の科学的なデーターと経験に基づいた放射性物質飛散地域で必要であると考えられるサプリメントを、アメリカで最も、安心できる工場に製造を頼みました。

“バズビー研究所”の栄養補助サプリメント“フォーミュラ1”の成分は次のとおりである:乳酸カルシウム800mg、酸化マグネシウム300mg、セレン酸ナトリウム50μg、モリブデン酸ナトリウム25μg、加えてセルロースと充填材。価格は5,800円。総分量は記載されていない。

さらにこのバズビー研究所ホームページ上には www.4u-detox.com というサイトがたびたびリンクされており、“デトックス”のための秘密めいたサプリメントや入浴剤など、他の様々な品々に並んで“フォーミュラ1”が示されている。

バズビー氏は問いに答えてこう説明する。※[訳注1]。「安定ヨウ素剤が、放射性物質の甲状腺への影響を防止するのと同様に、カルシウム、マグネシウムの特定量の摂取を行い、ストロンチウム、ウラン、プルトニウムのDNAへの結合を防止します。」バズビー氏はビデオでそう説明している。しかしながら、その根拠や効果の裏付けは提示されていないし、そのつもりもないようだ。実際、日本でもドイツと同じように、当局側からは、栄養補助食品についてのそうした立証は求められていない。こういった商品はこちらでも、あちらでのように自由に購入可能だ。

クリストファー・バズビー基金(CBFCF)はジェームズ・ライアンというスポンサーによって設立される、とバズビー氏は説明するが、実際には運営されていないようだ。この基金は日本に放射線測定器を設置するというが、これもおそらく実行されていない。また、この基金は子供たちの避難を援助するためのものということでもあるのだが、それも同様に行われていないとみられる。

しかしながらこのウェブサイトは変更されないままだ。日本では、これらすべてのことがブログやインターネットフォーラムで批判的にコメントされており、ECRRの問題とされている。西洋文化圏とは異なり、日本ではまず肩書きで判断され、それからようやくその人自身が判断されるのだ。

バズビー基金は“フィッシング詐欺”を行なっており、バズビー氏はよく知られた詐欺会社の再販品を提供しているということも考えられる。もしかすると氏自身も詐欺グループに担がれているのかもしれないが、もし仮にそうだとしても、放射線障害が広く明るみに出る一方で、それに対する薬が他方で喧伝され、法外に高い値段で売られているのだとしたら、人はそれを、科学者倫理とは相容れない利益相反と呼ぶに違いない。反原発運動の一部では、バズビー博士はともかくも大きな権威を有している。もしこの件をこうして放っておくなら、放射線被害者は沈黙へ導かれるだけになってしまうかもしれない。反原発運動が、こういったことを通して広まっていったり、活動が損なわれたりすることのないように、広く警戒しておくべきであろう。

その間 kodomozenkoku.net (子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク)のように、バズビー基金やバズビー研究所とは無関係だとはっきりと距離を置くような声明が出てきた。協力団体が、バズビー博士がイギリスへ持ち帰った検体検査のための募金を呼びかけたとのことだが、これについては現在事実関係を確認中とのことだ(2011年9月20日現在)。[訳者による補足→参照ページ:http://kodomozenkoku-news.blogspot.com/2011/09/blog-post_20.html]

上述してきたウェブサイトのサーバー貸借人、ライアン・ファミリーについて調べてみると、次のような会社とのつながりが明らかになった。バズビー研究所法人(Busby Laboratory Inc.)-所有者:ジョゼフ・ライアン。ステム・セルズ・サイエンス株式会社(Stem Cells Science AG)、所沢市、日本。またこうも記載されている。エリクセル株式会社(ELIXCELL AG)、リジュヴァセル株式会社(Rejuvacell Inc.)、ステムセル・サイエンシーズ plc.(Stemcell Sciences plc.)、セルドン・テクノロジーズ日本株式会社(Seldon Technologies Japan AG、本社:ウィルミントン、デラウェア、アメリカ)

バズビー氏が2011年8月26日に日本で成立した放射性汚染がれき処理法をひどく批判しながら、バズビー基金およびバズビー研究所ホームページから多数リンクされている 4u-detox.com では、この法律は歓迎されるものであると書かれている矛盾に、多くの人々が異議を唱え、その理由を探しあぐねている。 4u-detox.com のサイト所有者はアメリカ、サンペドロのジョゼフ・ライアン氏である。[訳注2:4u-detox.com の法律に関する記述は、2011年10月1日に書き換えられている。修正前後の魚拓がこちらで参照できる。]

現在日本人を惑わせているこのサプリが、チェルノブイリ後のヨーロッパでも販売されていたか尋ねてみる人はいるだろうか?

効果がないから害もない?

カルシウム同様マグネシウムもドイツでは、おそらく日本でもそうだと思われるが、医療においては欠乏状態やある種の疾患の治療に用いられる。

その場合カルシウムでは、200~1000(-2000)mgが投与される。

このような場合には、そういった調合剤は医薬品と見なされ、薬剤の効果、副作用、相互作用についての批評情報誌「arzneitelegramm (アルツナイ・テレグラム)」でチェックされている。その同出版社から解説書として発行されている「医薬品教本1996/7版」には、カルシウム剤については「禁忌/予防策」の項で、カルシウム代謝の疾患、神経疾患、副甲状腺疾患、ある種の腫瘍や転移のある疾患においては、余分なカルシウムは投薬されるべきでない、もしくは細心の注意を持った容量と管理によって投薬されるべきと記してある。

一日につき4000mg以上の経口によるカルシウムの投与過剰においては、中毒症状が現れる可能性がある。様々な器官に合併症を伴った高カルシウム血症を引き起こす。子供の場合はずっと少ない量で中毒症状が現れるだろう。

(続く)

訳注1:※には説明がもう一文あるのですが、訳者の知識・力量不足で翻訳できずにおります。ここに原文をあげておきます。お詳しい方にご助言頂ければ幸いです。

【Auf Nachfrage erklärt Busby, das Calcium in den Tabletten, die das natürliche Mineralien-Angebot durch die Nahrung etwa verdoppeln, sei schließlich in der selben Gruppe im Periodensystem der chemischen Elemente wie Strontium-90, Strontium-89 und Barium-140 und sollte den Zugang der DNA-Phosphatsucher Uran- und Plutonium-Dioxid infolge des erhöhten Stoffangebots blockieren helfen.】

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