2012年3月26日月曜日

【福島第一原発沿岸の海底をコンクリート被覆】

福島第一原発に面している海底が、厚さ60cm、広さ73,000㎡のコンクリート層で覆われるそうだ。2011年3月11日の地震後損壊した原発の事業者である東京電力が、2012年2月22日に東京で発表した。それにより太平洋のさらなる汚染がせき止められる、とある女性広報担当者は述べた。このことは、福島第一原発に面した港湾内で計測された”海底土中の比較的高い濃度の放射性物質”が固定されるということを意味している。原発惨事の始まったその週や月には、多量の放射能汚染冷却水が太平洋に流された。

東電は、3、4ヶ月かかるというこの工事が当日のうちに開始されたと伝えた。このコンクリートプレートが今後50年にわたって、特に強い放射性を帯びた海底土の拡散を防ぐことを東電は見込んでいる。

太平洋のさらなる放射能汚染は、しかしながらこれで止まるわけではない。損壊した原子炉は今もなお放射性物質を環境中に放出し、廃墟となった原子炉内には多量の汚染冷却水がたまっている。一つの原子炉内で温度が再び上昇したことで、東電は冷却のためにまたかなりの量の水を注入せねばならず、その結果、汚染水の部分的な汚染除去のための浄化装置がその限界に達した。

放射能汚染水の影響は、福島第一原発沿岸水域をゆうに越えて及んでいる。福島や近隣県沿岸水域の海藻や魚は、いつも高い放射能汚染を示している。

福島第一原発の原子炉に面した海底をコンクリートで覆うという告知は、3月11日の大惨事一周年を控えての東電のPR攻勢の一部である。伝えられているように、2012年2月の4週目には、バスに乗ったジャーナリストのグループが、原発施設の一部を訪問することが初めて許された。報道によれば、彼らは4号炉の南側の丘に降り立ち、破壊された原子炉建屋を見物することが許された。そこでの放射線量は毎時50ミリシーベルトに達したという。通常であれば、空間線量は毎時0.1マイクロシーベルト以下だったはずなのだが。(了)

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